電池の活躍の場
・電池の種類 ・電池の活躍の場 ・電池の特長と用途 ・電池の構造 ・電池の規格 電池の活躍の場 ●民生用
私たちの日常生活の中で深くかかわっているのが、民生用電池です。ビデオムービーやヘッドフォンステレオ、クリーナーなど、小形軽量で長時間使用できるポータブル機器をはじめ、近年では情報通信機器として携帯電話やPHSなどの主要電源として、充電式の各種小形二次電池が活躍しています。また、懐中電灯やテレビ・エアコンなどのリモコン、時計、カメラ、ラジオ、玩具などには充電式でない乾電池が多く使われています。このように、電池は私たちの暮らしの中で重要な役割を担っています。 ●防災器具
災害時や緊急事態が発生した場合にも、電池が活躍します。たとえば、安全に屋外に脱出するための非常灯、誘導灯、瞬時に対応する火災警報装置、消火設備、防災扉、防犯ベルなど、実にさまざまな防犯・防災設備を作動させる電源として蓄電池が対応し、24時間、休むことなく安全を見守っています。 ●産業用
工場やビル、病院、公共施設などの建物には交流電源が供給されていますが、一時的な停電あるいは非常時に備え、瞬時の中断も許されないコンピュータや医療機器などのバックアップ電源として、蓄電池は必要不可欠です。また、バッテリーフォークリフト、FA用無人搬送車などクリーンな動力源としても、活躍のフィールドは広がっています。 ●輸送機関用・その他
列車や船舶、航空機にとって、電池は欠かせません。エンジン始動用電源としてだけでなく、航空機のスムーズな運行を支援する通信機器用として威力を発揮するほか、さまざまな機器のバックアップ電源として、電池は人命を預かる輸送の安全に貢献しています。またこのほかにも、灯台や無人通信施設などで、緊急用電源としてその真価を発揮しています。 ●自動車用
自動車用のバッテリーは、エンジンの始動、点火および点灯装置などに安定した電力を供給する電源として、また、充電装置から電気を蓄えるものとして大切な役割を果たしています。最近では、電装品も増えコンピュータ化が進む中、安定電源装置として働くなど、世界中の自動車に搭載されて活躍しており、その役割はますます重要となっています。 |