電池の特長と用途
・電池の種類 ・電池の活躍の場 ・電池の特長と用途 ・電池の構造 ・電池の規格 電池の特長と用途 使いっきりの一次電池
・マンガン乾電池
普通、乾電池といえばこの電池を思い浮かべるのがほとんどとで、最もポピュラーな電池。時計やおもちゃなど幅広く使われ、休み休み使うと電圧が回復する特長があり、上手に使うと長持ちします。
・アルカリ乾電池
マンガン電池よりも二酸化マンガンと亜鉛を多量に入れられるため長寿命。連続して大きな電流を必要とする、たとえばヘッドホンステレオ、ストロボなどに最適です。
・ボタン形電池
小さなボタンのような形をした電池の総称で、酸化銀電池、空気亜鉛電池、アルカリボタン電池などがあり、使われている物質によって性能や特長が異なります。
酸化銀電池
電圧が非常に安定しているのが大きな特長。寿命がくる直前までほぼ最初の電圧を保つためカメラの露出計、クォーツ時計などデリケートな電子機器に使用されています。 空気亜鉛電池
プラス極に空気中の酸素を使うため、電池内にマイナス極の亜鉛をたくさん詰めることができ、小さくても大容量の電気が得られます。補聴器やポケットベルに使用されています。 アルカリボタン電池
酸化銀電池はプラス極に使う物質が高価なため電池も高くなってしまいます。そこで比較的安価な二酸化マンガンを使ったのがアルカリボタン電池。経済性に優れて、幅広く使用されています。 ・リチウム電池
小形で高電圧、大電流しかも長持ちする電池。しかも用途によっていろいろな形状のものがつくられるため使用範囲が拡大中です。
円筒型リチウム電池
ハイテク時代の重要な役割を担う電池です。例えば、コンピューターやビデオデッキのメモリーバックアップ(記憶保持機能)。リチウム電池なら5~10年くらいは交換なしでも大丈夫。 コイン型リチウム電池
カメラや電子手帳などに安定した性能を発揮しています。その他、ピン形リチウム電池は夜釣り用電気ウキの電源として、またペーパーリチウム電池は、薄いメモリーカードやICカードに使用されています。 繰り返し使える二次電池
・ニカド電池
一番身近な充電式電池。くり返して毎日使うような時、使いっきりの乾電池よりお得です。コードレス電話、電動歯ブラシ、シェーバーなど毎日よく使うものに使われています。
・ニッケル水素蓄電池
標準的なニカド電池の約2倍の電気容量を持っていますので、1回の充電でより長く機器が使えます。機器の小型軽量化を可能にしてくれる電池です。
・リチウムイオン二次電池
小さくて軽くてハイパワー。携帯電話などには欠かせない電池です。ビデオカメラや携帯電話がより小さく軽くなったのはこの電池によるところが大です。
・鉛蓄電池
小さな電気製品から、自動車用のバッテリー、そして大きなものは病院や高層ビルが火災などで停電になっても非常用設備として活躍する頼りになる電池です。
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